カメラの歴史

カメラの始まりは光学的原理を利用し、像を投影させることでした。暗い部屋の壁に小さい穴を開けると光が差し、反対側の壁には外の景色が投影されます。投影された像は倒立していますが遠近感が正確です。この原理はスケッチなどに利用されていましたが、17世紀になると箱型のカメラ・オブスキュラとなり、遠近感を表現する絵画の道具として広がりました。初期のものは人が入る大きさでしたが徐々に小型化し、1685年に写真撮影の道具として利用できる程のカメラ・オブスキュラが誕生しました。この時点ではまだ写像を固定させることはできませんでしたが、約150年後に写真技術が生まれました。

1871年に透き通ったガラス板に感光する物質を塗った写真乾板が発明され、カメラは手で持つことができるサイズとなりました。1888年、ガラスからニトロセルロースの使用により改良された写真フィルムやロールフィルムが開発されました。やがてシャッターがカメラに付属で取り付けられるようになり、1900年頃前にはシャッターとカメラは一体化していることが一般的となりました。1900年になると箱型の写真機が発売され、1960年代まで数々のモデルが誕生しました。1928年にコンパクトで実用的な二眼レフカメラが人気を集め、1952年には日本で初となる一眼レフカメラが発売されました。20世紀末になるとフィルムを必要とせず、メモリーへの写真画像データが保存されるデジタルカメラが普及し始めました。

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